約３５億年前、酸素が無い地球に生まれ、光合成を発明し、地球に酸素を作り出した偉大な存在「シアノバクテリア」。AFAブルーグリーンアルジーはシアノバクテリアの一種で、学名はAphanizomenon flos-aquae(アファニゾメノンフロスアクエ）といいます。難しい名称のため、頭文字の「AFA」だけで呼ばれたり、シアノバクテリアの一般名称ブルーグリーンアルジーを組み合わせて、「AFAブルーグリーンアルジー」と呼ばれています。私たちも「AFA」だけで記載することがあります。日本では「ブルーグリーンアルジー」とも呼ばれています。

シアノバクテリアは日本語では「藍藻」と書かれ、文字の通り、「バクテリア」にも「藻」にも分類される特殊な生き物です。生物の進化の過程で、まだ植物も、動物も、ましてや菌も存在しない時に生まれたシアノバクテリアは、動物、植物、菌のすべてをまたぐ特殊な栄養素構成をしています。

３５億年前に誕生した、おそらく「世界最初の食べ物」と思われるAFAブルーグリーンアルジーの栄養構成はシアノバクテリアの中でも特殊で、「必須栄養素を全て」をその体内に含んでいます。

20種のアミノ酸全てを含み、完全なタンパク質の源を提供するだけでなく、必須脂肪酸、ビタミンB１２も含む人が発見しているすべてのビタミン、ミネラルも23種類、脳内物質としても知られるフェニルエチルアミン（PEA）、そして重要な抗酸化色素であるフィコシアニンとクロロフィル、数多くの植物色素を含む、スーパーフードの王様的存在です。（当ウェブサイトではAFAブルーグリーンアルジーのことをAFAと略すことがあります。）

AFAブルーグリーンアルジーの

ブルーミング（開花）＆

アクエケアのサステナビリティ活動

マウントシャスタやクレーターレイクなどが存在する自然豊かなオレゴン州クラマス流域。AFAブルーグリーンアルジーは、世界中でここクラマス湖でしか収穫されていません。その理由が、クラマス湖でのみ起こる神秘的な現象、ブルーミング（開花）。実はAFAは世界中の水源に生息しています。ですが、通常の水源には毒のあるバクテリアも生息するため、収穫しても食べることができません。クラマス湖で起こるブルーミングという現象により、AFAが大量発生し、毒のあるバクテリアがAFAに負けて消えてしまう、そんな神秘的な現象が確認されている唯一の湖なんです。クラマス湖の環境が損なわれないよう、アクエケアはOregon Lakes Associationの一員として、AFAの品質のみならず、湖に流れ込む水源の水質検査も定期的に行い、機関に報告するなど、責任を持った生産をしています。